CSSファイルの作成

ファイル構成

mypage/
├── css/
│   └── style.css
├── index.html
└── profile.html

CSSファイル作成

cssフォルダの作成

VSCodeで新しいフォルダを作成をクリックします。

フォルダ名を「css」で作成します。

style.css作成

css/ の中にstyle.cssを作成します。

sytle.cssファイルが作成されました。

CSSファイル読み込み

linkタグの入力

index.htmlheadタグ内で「link」を入力します。

linkタグが入力できました。

index.html
<head>
  ....
  <link rel="stylesheet" href="">
</head>

CSSファイルの指定

つづけてhrefプロパティに「 ./ 」 をタイプして、css/ を選択します。

style.css を選択します。

index.html
<link rel="stylesheet" href="./css/style.css">

VSCodeのリンク

VSCodeでファイルリンクできると、ファイルに移動できるので便利です。ショートカットキーまたは「リンクの表示」をクリックすると指定ファイルに移動します。

ショートカットキー
ショートカット OS
Cmd + クリック Mac
Ctrl + クリック Windows

sytle.cssファイルに移動しました。

CSSの基本

プロパティと値

CSSは、セレクタの { } の中に、プロパティと値で指定します。

  • セレクタ名と { } を記述
  • プロパティと値を : で区切る
  • 行末は ; を記述
セレクタ {
    プロパティ1: 値1;
}

プロパティの複数設定

プロパティは複数設定できます。

セレクタ {
    プロパティ1: 値1;
    プロパティ2: 値2;
    ...
}

プロパティ

プロパティ(属性)はCSSの特徴のことで、色やサイズ余白などさまざまな設定が用意されています。

プロパティの例
プロパティ 説明
color 文字(フォント)カラー
font-size 文字の大きさ
background 背景の色、画像、サイズ、反復方法など
font-family フォントの種類
margin HTML要素の外側の余白
padding HTML要素の内側の余白

フォントカラー

colorプロパティ

colorプロパティはブラウザで表示する文字カラーを指定できます。

セレクタ {
    color: 値;
}

セレクタの指定

style.cssにbodyセレクタを記述します。{ } の中にCSSプロパティを設定すると、bodyタグ(本文全体)のスタイルを反映できます。

css/style.css
body {

}

colorプロパティの設定

bodyセレクタにcolorプロパティを入力すると候補が表示されます。

続けてエンターを押すと、色の候補が表示されるので適当な色を設定します。

brownを選択しました。

css/style.css
body {
    color: brown;
}

ブラウザで確認

index.htmlにアクセスして、フォントカラーが変更されたか確認してみましょう。

カラーモデルの種類

CSSのカラーは、カラーモデルによって指定方法が違います。この中でRGB(16進数) が一般的です。hsl()hwb() はあまり利用されません。

  • RGB(16進数)
  • カラー名(予約語)
  • rgb()、rgba()
  • hsl()
  • hwb()

RGB(16進数)

16進数は「0」から「F」までの16の文字で構成します。RGBは三原色の「赤」「緑」「青」のことで、#16進数のRGBで指定します。

#RGB

16進RGBの例

16進数
#ffffff
#000000
#0000ff
#00ff00 緑(ライム)
#ff0000
#ffff00

RGBの指定

brownは16進数でa52a2aになります。

body {
    color: #a52a2a;
}

予約語

CSSのカラー名は、あらかじめ決められた予約語が用意されています。以下はカラー名の一例です。

カラー名 16進数
white #ffffff
black #000000
blue #0000ff
lime #00ff00 緑(ライム)
red #ff0000
yellow #ffff00

rgb()

rgb() は、RGBを「0」から「255」の数字で指定します。

rgb(R, G, B);
カラー名 R G B
white 255 255 255
black 0 0 0
blue 0 0 255
lime 0 255 0 緑(ライム)
red 255 0 0
yellow 255 255 0

rgb()の例

303030rgb() で記述すると以下のようになります。

rgb(48, 48, 48);

rgba()

rgba()rgb() に透明度(アルファ)を追加した設定で、背景に色があるときに有効です。

rgb(R, G, B, A);

rgba()の例

303030rgba() で記述すると以下のようになります。透明度は「0」から「1」の小数で設定します。

rgb(48, 48, 48, 1.0);

「A」を「0」にすると透明になります。

rgb(48, 48, 48, 0);

HWB

HWBは「色相(Hue)」「白色度(Whiteness)」「黒色度(Blackness)」を、hwb() で指定します。

hwb(0 16% 35%);

HSL

HWBは「色相(Hue)」「彩度(Saturation)」「黒色度(Lightness)」を、hsl() で指定します。

hsl(0, 59%, 41%);

VSCodeのカラーパレット

VSCodeのカラーパレットを使うと、colorプロパティを簡単に設定できます。

フォントカラーの設定

bodyタグ、h1タグのcolorプロパティにカラーを設定します。

css/style.css
body {
    color: #303030;
}

h1 {
    color: #a52a2a;
}

ブラウザで確認

本文とh1の色が変わりました。なお、aタグはデフォルトカラーが設定されているため、別途設定する必要があります。

演習

問題1

つぎのCSSは間違っています。正しく記述してみましょう。

h1 (
    color = a52a2a
)

問題2

RGB(16進数)カラーで青色はどれですか?

  1. #ffffff
  2. #000000
  3. #ff0000
  4. #0000ff

問題3

CSSのプロパティを5つ調べてみましょう。