HTML5

HTML5とは

Webページが普及しはじめた頃は「HTML4」が利用されていましたが、Webが複雑になると「HTML4」だけで対応できなくなりました。そこでHTML5が登場し、HTMLタグの種類や機能が拡張されました。

HTML5の機能

  • HTMLタグに意味を持たせる
  • 動画 / 音声の再生、操作
  • グラフィックの描画
  • フォームの強化
  • SEO対策で検索エンジンに最適化
  • HTML4のタグの見直し

HTMLレイアウト

HTMLレイアウトとは

Webページの「ヘッダー」「フッター」「メイン」「ナビゲーション」などのHTMLタグで、領域ごとに分離することをHTMLレイアウトといいます。

Yahoo Japan!のレイアウト

Yahoo Japan! のレイアウトをみてみると、「ヘッダー」「メイン」「サイド」に大きく分類されます。

CSSとHTML構成

このようなレイアウトをするには、のちに学習する「CSS(カスケードスタイルシート)」が必須です。CSSを使うとレイアウトの位置や幅/高さを自由に調整できますが、まずはHTMLのタグ構成を決めることが重要です。

HTMLレイアウトのタグ

HTMLレイアウトは、headermainfooterタグを中心に、用途によって使い分けます。絶対的な決まりはありませんが、有名なサイトのHTMLソースを参考にするのがよいでしょう。

タグ 用途
header ページヘッダー 主にページの上部にロゴやメニューを表示する領域
footer ページフッター 主にページの下部にページの補足情報を表示する領域
main メインコンテンツ 主役となるコンテンツを表示する領域
aside サイドバー バナーやメニューを左右に表示する領域
nav ナビゲーション メニューリンク一覧をまとめる

divタグより説明的

HTMLレイアウトはdivタグだけでもできますが、HTML5のレイアウトタグを使うと目的やHTMLソースがわかりやすくなるのが特徴です。

section / article

sectionarticleタグ、コンテンツをさらに細分化するのに便利です。

タグ 用途
section 章・節・ページなどの区切り
article フォーラムの投稿、雑誌の記事などの独立した文章

レイアウトの基本

header / main / footer レイアウト

「index.html」にheadermainfooterタグでレイアウトします。

index.html
<body>
  <!-- ヘッダー -->
  <header>
    ロゴやリンクなどのナビゲーション
  </header>

  <!-- メイン -->
  <main>
    メインコンテンツ
  </main>

  <!-- フッター -->
  <footer>
    最下部のコンテンツ
  </footer>

</body>

レイアウトのイメージ

作成するページがどのようなレイアウトになるかをイメージしておきましょう。

コメント

HTMLでコメント使うには、<!!-- --> で囲んで記述します。 HTMLが長文になったとき、レイアウトやセクションごとに記述するとよいでしょう。

<!-- コメント -->

<!-- 
複数行でも
コメントできます
-->

トップページの作成

ヘッダー

headerタグには、ペーリンクのナビゲーションを記述します。

index.html
  <!-- ヘッダー -->
  <header>
    <nav>
      <a href="./">Home</a>
      <a href="./profile.html">Profile</a>
    </nav>
  </header>

メインコンテンツ

mainタグには、メインとなるコンテンツを記述します。

index.html
  <!-- メイン -->
  <main>
    <h1>トップページ</h1>
    <h2>最近の投稿</h2>
    <section>
      <ul>
        <li>丸の内でショッピング</li>
        <li>東京駅はレトロな空間</li>
        <li>ぶらぶらと散歩でも</li>
        <li>このチョコレート、メチャウマ!</li>
        <li>多摩川河川敷でサッカー</li>
      </ul>
    </section>
  </main>

フッター

fotterタグには、ページについての情報やその他リンクなどを記述します。

index.html
  <!-- フッター -->
  <footer>
    &copy; tokyo blog
  </footer>

ブラウザで確認

HTMLを作成したら、ブラウザで確認してみましょう。

サンプル

index.html

<!DOCTYPE html>
<html lang="en">

<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge">
  <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
  <title>トップページ</title>
</head>

<body>
  <!-- ヘッダー -->
  <header>
    <nav>
      <a href="./">Home</a>
      <a href="./profile.html">Profile</a>
    </nav>
  </header>

  <!-- メイン -->
  <main>
    <h1>トップページ</h1>
    <h2>最近の投稿</h2>
    <section>
      <ul>
        <li>丸の内でショッピング</li>
        <li>東京駅はレトロな空間</li>
        <li>ぶらぶらと散歩でも</li>
        <li>このチョコレート、メチャウマ!</li>
        <li>多摩川河川敷でサッカー</li>
      </ul>
    </section>
  </main>

  <!-- フッター -->
  <footer>
    &copy; Tokyo Blog
  </footer>

</body>

</html>

特殊記号

HTMLには特殊記号を使った記述方法があり、HTMLタグで利用する文字を表示したいときに利用します。

特殊記号 結果 説明
&lt; < HTMLタグの開始カッコ
&gt; > HTMLタグの閉じカッコ
&quot; " ダブルクォーテーション
&apos; ' シングルクォーテーション
&nbsp;   スペース
&amp; &
&copy; © 著作権