Pythonの基本構文

Pythonはシンプルで読みやすい構文を持つプログラミング言語ですが、最低限の基本構文を覚える必要があります。

コメント

Pythonでは、# を使ってコメントを記述します。コメントはプログラムの実行には影響しませんが、コードの可読性を高めるために役立ちます。

# コメント

print()関数

print() 関数を使用して、指定した値をコンソールに出力することができます。

print("Hello, Python!")

Syntax Error

Syntax Error(シンタックスエラー)とは

Pythonプログラムの文法が正しくない場合にプログラムを実行すると、Syntax Error(構文エラー)が発生してプログラムが終了します。

識別子は半角英数

プログラムで利用する文字は、基本的に半角英数を利用します。

  • プログラムのデータとして扱う文字列は利用可能です
Syntax Error
# 先頭が数字は利用できない
1day=one

# 数字が全角
x = 5 2

# = が全角
x = 52

# ダブルクォーテーションが全角だとエラー
print(”こんにちは”)

# マルチバイト文字を識別にしないこと。動作はしてしまう。
年=2000

VSCode静的解析ツール

VSCodeでは静的解析機能 Lint が搭載しており、プログラム構文が間違った場合に検知してくれます。

VSCodeの静的解析
Syntax Error
print(文字列はクォートで囲む)

括弧のつけ忘れ

文字列は " または ' で囲む必要があります。

Syntax Error
print(文字列はクォートで囲む)

インデントエラー

ブロック構文は、インデントをつけないとエラーになります。

Syntax Error
# if文の後の print() はインデントが必要
x = 1
if x > 5:
print("x is greater than 5")

構文のルールにあわない

構文のルールを間違えるとエラーになります。

Syntax Error
# if文の行末は : をつける必要
x = 1
if x > 5
    print("x is greater than 5")

Pythonでは行末に ; はつけられません。

print("Hello, World!");
  • PHP、Javaではつけないとエラーになります

予約語の利用

Pythonでは予約語(キーワード)を、識別子として使用できません。

  • データとしては利用できるものもあります
Syntax Error
# 「True」は予約後のため、識別子として利用できない
# 「False」はデータのため利用できる
True = False

Python超入門