7.
MySQLの動作確認(MAMP)
ポートの設定
通常、MySQLで利用するポート番号は 3306 で設定されています。別途 MySQL をインストールしているなどポート番号が重複するときはこの設定は必要ありません。
デフォルトポートの設定
【Preferences】ボタンをクリックします。
【MAMP default】ボタンをクリックして、Apache Port: 80、MySQL Port: 3306 で【OK】します。
MySQLサーバを起動
MAMP を再起動すると MySQLも起動しています。

MySQLの動作確認
mysqlコマンドで動作確認してみましょう。ターミナルを開き、MAMP の binフォルダに移動します。
cd /Applications/MAMP/Library/bin/
MySQL のバージョンを確認します。
./mysql --version
バージョンが表示されたら成功です。
./mysql Ver 14.14 Distrib 5.7.32, for osx10.12 (x86_64) using EditLine wrapper
zsh と bash
macOS にはシェルというコマンド機能が搭載されています。従来は bash というシェルでしたが、Catalina から zsh に変わりました。bash と zsh では機能や設定ファイルが異なります。
mysql のパス設定(zsh)
毎回フォルダを移動して ./mysql を入力するのは大変です。ターミナルで mysqlと直接実行できるようにパスを設定することができます。
.zshrc を開く
ターミナルを起動して .zshrc ファイルを開きます。
% code .zshrc

.zshrc にパスを追記
VSCode が起動して .zshrc ファイルが開いたら、パスを追記して保存します。
export PATH=$PATH:/Applications/MAMP/Library/bin

.zshrc を読み込む
ターミナルで .zshrc を読み込みます。
% source .zshrc
ターミナルを再起動して確認してみましょう。
% mysql --version
mysql のパス設定(bash)
ターミナルを起動して .bash_profile ファイルを開きます。
% code .bash_profile
VSCode が起動して .bash_profile ファイルが開いたら、パスを記述して保存します。
export PATH=$PATH:/Applications/MAMP/Library/bin

ターミナルで .bash_profile を読み込みます。
% source .bash_profile
MySQLにログイン
VSCode を起動してターミナルを開きます。


root でログイン
mysqlコマンドで root ユーザログインします。-u はユーザ名、-p はパスワードつきの意味です。
mysql -u root -p
各パスワードの例
パスワードはインストールした方法によって違います。
種類 | パスワード |
---|---|
通常インストール | MySQLインストール時に設定 |
XAMPP(Windows) | なし |
MAMP(Mac) | root |
phpMyAdmin の動作確認
phpMyAdmin は、MySQL をブラウザで管理するクライアントツールです。mysqlコマンドで入力しなくても、ブラウザである程度操作できます。phpMyAdmin は以下の URL でアクセスします。
http://localhost/phpmyadmin/
Apache にポート番号が設定している場合は、localhost:ポート番号でアクセスします。
http://localhost:ポート番号/phpmyadmin/
phpMyAdmin が開きました。