ポートの設定

通常、MySQLで利用するポート番号は 3306 で設定されています。別途 MySQL をインストールしているなどポート番号が重複するときはこの設定は必要ありません。

デフォルトポートの設定

【Preferences】ボタンをクリックします。

【MAMP default】ボタンをクリックして、Apache Port: 80、MySQL Port: 3306 で【OK】します。

MySQLサーバを起動

MAMP を再起動すると MySQLも起動しています。

MySQLの動作確認

mysqlコマンドで動作確認してみましょう。ターミナルを開き、MAMP の binフォルダに移動します。

cd /Applications/MAMP/Library/bin/

MySQL のバージョンを確認します。

./mysql --version

バージョンが表示されたら成功です。

./mysql  Ver 14.14 Distrib 5.7.32, for osx10.12 (x86_64) using  EditLine wrapper

zsh と bash

macOS にはシェルというコマンド機能が搭載されています。従来は bash というシェルでしたが、Catalina から zsh に変わりました。bashzsh では機能や設定ファイルが異なります。

mysql のパス設定(zsh)

毎回フォルダを移動して ./mysql を入力するのは大変です。ターミナルで mysqlと直接実行できるようにパスを設定することができます。

.zshrc を開く

ターミナルを起動して .zshrc ファイルを開きます。

% code .zshrc

.zshrc にパスを追記

VSCode が起動して .zshrc ファイルが開いたら、パスを追記して保存します。

export PATH=$PATH:/Applications/MAMP/Library/bin

.zshrc を読み込む

ターミナルで .zshrc を読み込みます。

% source .zshrc

ターミナルを再起動して確認してみましょう。

% mysql --version

mysql のパス設定(bash)

ターミナルを起動して .bash_profile ファイルを開きます。

% code .bash_profile

VSCode が起動して .bash_profile ファイルが開いたら、パスを記述して保存します。

export PATH=$PATH:/Applications/MAMP/Library/bin

ターミナルで .bash_profile を読み込みます。

% source .bash_profile

MySQLにログイン

VSCode を起動してターミナルを開きます。

root でログイン

mysqlコマンドで root ユーザログインします。-u はユーザ名、-p はパスワードつきの意味です。

mysql -u root -p
各パスワードの例

パスワードはインストールした方法によって違います。

種類 パスワード
通常インストール MySQLインストール時に設定
XAMPP(Windows) なし
MAMP(Mac) root

phpMyAdmin の動作確認

phpMyAdmin は、MySQL をブラウザで管理するクライアントツールです。mysqlコマンドで入力しなくても、ブラウザである程度操作できます。phpMyAdmin は以下の URL でアクセスします。

http://localhost/phpmyadmin/

Apache にポート番号が設定している場合は、localhost:ポート番号でアクセスします。

http://localhost:ポート番号/phpmyadmin/

phpMyAdmin が開きました。