ロジコヤ

6. Git ignore

Git はたくさんのファイルを管理ができますが、中には管理したくないファイルも多々あるでしょう。

これらファイルを Git管理するのは好ましくないので、Git ignore の機能で管理対象から除外します。

例として、ID、パスワードを含んだ setting.js というファイルを作成します。

このファイルを ignore（無視）するために、プロジェクト直下に .gitignore ファイルを作成します。

.gitignore ファイルに、ignore（無視）するファイルを記述します。

setting.js

.gitignore に設定を追記すると setting.js がグレーアウトになり、Git 管理の対象からはずれ、代わりに .gitignore が管理対象ファイルとなります。

.gitignore を設定したら、commit & push して確認してみましょう。setting.js は push されず .gitignore が追加されています。

.gitignore は 1つのファイルだけでなく、ルールに基づいて追記することもできます。

フォルダを ignore する場合は、/(スラッシュ) で記述します。

フォルダ名/

Node.js の npm コマンドでインストールされる node_modules/ フォルダは通常 Git管理しません。

node_modules/

PHP の composer で管理する vendor/ フォルダもGit管理しません。

vendor/

* （アスタリスク）はワイルド検索として機能します。**特定の拡張子を指定する場合は、「*.拡張子」**にします。

*.拡張子

例えばすべての .log ファイルを無視するには以下を記述します。

*.log

その他色々な指定方法があるので、ネットで検索して調べてみてください。

Git 管理されたプロジェクトは、そのディレクトリの中に「.git」というディレクトリが作成されます。

.git

.git フォルダには Git の設定（ローカル、リモートリポジトリ、接続情報など）やファイル履歴などさまざまな情報が入っています。重要なファイルなので基本的に手動で修正しないようにしましょう。

.git 内のファイルは Git の情報が入っているので手動で削除や修正しないように注意しましょう。

自分の GitHub アカウントに「my_sample」リポジトリを作成し、以下のファイル構成で push してみましょう。

my_sample
  ├── public
  │    ├── index.html
  │    └── login.php
  ├── .gitignore
  ├── README.md
  └── setting.js  *このファイルは Git 管理しない