4. プロジェクト作成

Git管理のフロー

GitGitHub の連携ができたら、ローカルリポジトリ(PC)からリモートリポジトリ(GitHub)に pushします。

フロー

リモート(GitHub)

作業 備考
リポジトリ作成 public、privateなどを指定

ローカル(自分のPC)

作業 備考
VSCodeでプロジェクトフォルダを開く
ファイル・フォルダ作成
Git初期化 初回のみ
ローカルリポジトリに追加 add & commit
リモートリポジトリに同期 push

プロジェクト作成

Git管理するプロジェクトを作成します。

プロジェクトフォルダ作成

プロジェクトフォルダを作成します。今回はデスクトップにgit_sampleで作成しました。

  • Gitではフォルダ単位で管理
  • プロジェクトフォルダの配置場所は任意

プロジェクトを開く

VSCodeでフォルダを開く

VSCode を起動し、「フォルダを開く」を選択します。

プロジェクトフォルダ選択

プロジェクトフォルダを選択し、【開く】または【フォルダを選択...】をクリックします。

VSCode でプロジェクトフォルダが開きました。

VSCodeでGit管理

GitコマンドやGitクライアントツールでGit管理できます。ここではVSCodeのソース管理でGitの操作をします。

Gitの初期化

ソース管理で初期化

ソース管理をクリックし、【リポジトリを初期化する】(Initialize Repository)をクリックします。

ソース管理メニュー

VSCode のソース管理で Gitの操作ができます。ソース管理にはいくつものメニューがあり、Gitコマンドをなしで操作できます。

Gitコマンドで管理

Gitコマンドを利用する場合は、ターミナルで操作します。

Gitの初期化

git init でGitの初期化をします。

ターミナル
git init

.git フォルダ

初期化が完了するとリポジトリ初期化メッセージが表示されます。

Initialized empty Git repository in /xxxx/xxxx/git_sample/.git/

.gitフォルダ は、Git管理の設定や履歴が保存されるので削除しないようにしましょう。

リモートリポジトリの作成

GitHub にログインし、左上のアイコンをクリックしてホームに移動します。はじめてリポジトリを作成するときは【Create repository】をクリックします。

既にリポジトリが作成されている場合

既にリポジトリが作成されている場合は【New】をクリックします。

リポジトリ情報の入力

Repository Nameに任意のリポジトリ名を入力し【Create repository】をクリックします。

  • 全公開するために「public」
  • 「Initialize this repository with:」はチェックなし

リモートリポジトリURLのコピー

リモートリポジトリが作成されたら、HTTPSのリモートリポジトリの URL をコピーしておきます。このURLはローカルでリポジトリ設定するときに利用します。

HTTPSでのリモートリポジトリのURLは以下のようになります。

https://github.com/ユーザ名/リポジトリ名.git

ローカルでのコマンドサンプル

ローカルで実行するコマンドのサンプルも表示されています。

HTTP(トークン)とSSH(公開鍵)認証

GitHubでは、トークン方式のHTTPS認証と、秘密鍵・公開鍵方式のSSH認証の2つがあります。SSH 認証は、MacWindows で秘密鍵・公開鍵作成し、公開鍵を GitHub に登録します。この設定については別途「GitHub の SSH認証」で説明します。

リモートリポジトリの設定

プロジェクト作成の初回時にブランチ名とリモートリポジトリの設定をします。

main ブランチの設定

デフォルトブランチは master になっているので、main ブランチに変更します。

ターミナル
git branch -M main

main ブランチが設定されたか確認します。

ターミナル
git branch
* main

リモートリポジトリの設定

GitHub のリモートリポジトリURIの設定をします。ターミナルで git remote コマンドで登録します。

ターミナル
git remote add origin リモートリポジトリURL

originURLを省略するためのラベルのようなものです。

リポジトリURLがわからないとき

リポジトリURLがわからないときは、GitHub で作成したリポジトリ画面からコピーできます。

リモートリポジトリURL の確認

git remote コマンドを利用すると、リモートリポジトリのURLを確認できます。

ターミナル
git remote -v
origin  https://github.com/xxxxx/xxxxx.git (fetch)
origin  https://github.com/xxxxx/xxxxx.git (push)

これで Git を管理する準備ができました。

はじめての Git