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プログラミングの心得
プログラミングは「興味」からはじめる
プログラムをはじめる前にとても重要な話をします。プログラミングを継続できるかどうか、もし仕事にしたい人は、人生設計に大きく関わる内容です。プログラミングに関係ないですが、時間があれば読んでみてください。
プログラマーの適性は?
プログラマーの適性はなんでしょうか?「論理的思考」「頭の良さ」など色々ようそがあると思いますが、その前に重要なのは
- 休日でもプログラムするほど楽しめる
- 困難な仕事でも苦にならない
です。もし仕事でエンジニアの世界に飛び込みたいのであれば、そういった人たちとずっと切磋琢磨、競争しなければいけません。
AIをパートナーにする
ChatGptをはじめとするAIの登場で、現在のプログラム開発の方法が大きく変わっており、将来的に人間がプログラミングする量は確実に減ります。 とはいえ、プログラムが理解できないのは大きな問題です。AIとパートナーになり、最終的にプログラムの信頼性を判断できる人材になれるようにしましょう。
「趣味」から「仕事」へ
プログラミングは「興味」からはじめることを推奨します。もちろん中には優秀の人もいて、吸収がはやくすぐに習得できる人もいますが、仕事におけるシステム開発経験がないため、その本質を掴むことは難しいと思います。
まずは「趣味」程度ではじめ、継続できてから「仕事」にどう役立つかを考えてみましょう。
副業・転職・起業を目的にしない
「副業」「転職」「起業」を視野に入れたプログラミング学習はあまり推奨しません。これは、長年の現場エンジニア経験や指導の経験上、プログラミングスクールの内情を知っているからこそのコトバです。
理由1. エンジニアは生涯学習で時間がかかる
ネットや某プログラムスクールで 「3ヶ月エンジニア」 と謳っていることがありますが、それは間違いです。 「英語」を3ヶ月勉強して喋れないと同じで「プログラミング」も言語なので毎日の継続が必要です。
また「英語」と違って、プログラミングの世界では新しい技術が日進月歩で生まれるので、エンジニアは常に情報をバージョンアップする職業と考えてください。
理由2. 将来的にプログラマーの年収が下がる可能性
プログラミング未経験者によくある話で、プログラマーは高年収というイメージがあるようです。しかし日本のプログラマーは場合によっては想像以上に給与が低い会社が山ほどあるのが現状です。
安い人材として転職しない
- 現職がツライ
- 稼げそう
- スキルを身につければ一生安泰
そんな理由で「転職」をしてしまうと、年収が下がるどころか仕事環境が劣悪で生活リズムを崩しかねません。 また、AIの登場で単にプログラムをコーディングする人材の単価は将来的に下がる可能性もあります。
理由3. 学校法人より圧倒的にレベルが低い
プログラミングスクールは教育の視点から見るとあまり良くはありません。 営利企業なので利益第一優先になるので仕方ありません。メンターと言われる指導者も副業や大学のアルバイトレベルが多くギャップがあります。もし高額を支払うのであれば、公的に指定された専門学校をお勧めします。
現職で何ができるかを考える
とはいえプログラミング学習は無駄ではなく、寧ろ、プログラミング学習は必ずやるべきスキルです。転職ではなく、現職で「プログラミングをどう役に立つか?」を考えてから行動するとよいでしょう。
理由4. フリーランスはリスクが高い
最近のプログラミングスクールの乱立で、質の悪い製作者・プログラマーが増えたのが現状です。発注側と受注側のミスマッチで、発注者に迷惑をかけるどころか、損害賠償の可能性もあります。
仲介業者は責任がない
「副業」「フリーランス」はすべて自己責任で、仲介業者を介しても責任はとってくれません。システム開発・制作はリスクが高いことを理解してください。
「起業」は自然にできるもの
「起業」は誰でも簡単にネットだけでできる時代になりました。しかし 「起業」は自分でするものでなく、自然にできるものです。実際に優秀なプログラマーでも起業することはできません。開発・制作実績だけでなく、人脈や経営知識がとても大切です。
理由5. 高額なスクールは意志が弱い人にオススメ
高額プログラミングスクールは営利目的ですので、どんな人でもお金を払ってしまえば入学できます。しかも基本は自習で、しっかりとした授業があるような学校法人ではないことに注意してください。どうしても時間的に専門学校に通えなかったり、自力で継続できない人には高額プログラミングスクールの選択肢はあるかも知れません。
プログラミングをはじめよう!
ここまで、読んで「プログラミングしてみたい」と思えば、プログラミングをはじめてみましょう!その前に、ITやPC操作の知識がどれだけあるかを確認してください。